持田あきさんの「初めて恋をした日に読む話」

30歳を過ぎても独身、彼氏無しの塾講師・順子が派手な頭の不良男子高生・匡平を東大に合格させるため奮闘し、次第に匡平に特別な感情を持っていくというお話の「初めて恋をした日に読む話」かなり年上の女性と男子高生であることと、順子が恋愛に対してかなり鈍感なので恋愛模様はかなりジレジレ。順子を一言で言うなら「美人なのに結婚できない女性の見本」。向けられる好意に気持ちを返せない、こんなに不器用な女の心は動くのか?と心配してしまうほど恋愛は一方通行に始まります。お話が進むと、順子に長く片思いのハイスペック男や元同級生が順子争奪に参戦してきてドキドキ感は増えていくのですが、年齢的にも結婚を条件に考える順子にとって一番「ナシ」で不利な存在の匡平が、静かに、特に大胆に熱視線を向ける姿に一番キュンとさせられます。おちこぼれが難関大学を受験するという点でもストーリーに手抜きが無く、受験対策やメンタルのサポート等の専門的な描写もしっかりされていて、恋だけに生きないリアルな大人の女性のお話になっているので、単調な恋愛マンガに飽きた人でも楽しめそうな作品です。>>>>>カラミざかり